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「日本列島鉄道縦断ツアー」と鉄子の父の記憶 ②

前回は、ツアー最初に乗車する特急サロベツの話、には全く触れずに1988年当時の夜行列車、寝台車の話に発展していきました。

当ブログの文章を書いている最中も様々な記憶が甦り、逐一文章を追加したり内容を見直したり、楽しみながら綴っております。


さて、今回は、1988年当時の北海道鉄道路線図を見てみましょう。

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JTBパブリッシング 1988年3月号時刻表復刻版より】

いやー、何と多くの路線が運行されていたのでしょうか。以下2020年9月号のページと比較すると路線数の違いは歴然としていますね・・・

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交通新聞社 2020年9月号全国版コンパス時刻表より】


うーむ、この中で私が惜しむらくは札沼線新十津川駅に行けなかった事でしょうか。30年前の北海道旅行でも、この路線の終着新十津川駅までは運行本数が少なく、行き止まり路線で不便であったため乗車しませんでした。

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JTBパブリッシング 1988年3月号時刻表復刻版より】


そんな札沼線の一部区間が2020年5月7日限りで廃止されるとの記事を見つけ、これは最後の最後に乗車しなければ!との思いが強くなった鉄子の父なのでした。


そして、ちょうど3月末にまとまった休みを取れる見込みが立ち、北海道旅行の計画を着々と進めておりました。が、そんな一途な思いを打ち砕いたのは、やはりコロナウイルスでした。


札沼線への思いが一番強かった3月中旬、北海道で何が起きていたかと言うと・・・そうです、北海道独自の緊急事態宣言が発令されている真っ最中なのでした。こんな中で北海道旅行に行っていいのだろうか?しかし、今を逃せば一生新十津川駅に降り立つ事は叶わない、それでもいいのか??


いやー、この時は悩みましたね。もしかしたら、私一人なら北海道旅行を強行していたかも知れません。ですが、この時は鉄子と二人で旅行する事を決めていたので、最終的には北海道を目的地とする事は諦め、真反対の九州にターゲットを変えたのでした。


この時の話はまたの機会に。


そんな札沼線新十津川駅の最期はどうなったかと言うと、、、

GWさよならイベントでの密や混乱を避けるために、4/17に前倒しでひっそりと廃止されてしまったのです。何と可哀想な最後だったなと、イチ鉄道マニアとして切なくなりました。


ですが、後日テレビ朝日の西村京太郎トラベルミステリー72で、この新十津川駅を舞台にした番組が放映されたのはとても嬉しかったです。最後の最後で注目を集めた札沼線新十津川駅、いつかその廃線跡を訪れる機会はあるのでしょうか!?


そして、当時時刻表に並ぶ私の愛読書であった西村京太郎トラベルミステリーの数々、これらの話もいつかできればと考えております。