「日本列島鉄道縦断ツアー」最終日 その①
みなさま、ご無沙汰しております。
できるだけリアルタイムにお伝えすることをモットーとしておりました、「日本列島鉄道縦断ツアー」レポートですが、最終日翌日の9/22は休養に充てさせていただきました。
さすがに3泊4日朝から夜までの行程でもあり、疲れが溜まっていたようです。
という訳で、一日空いてしまいましたが、気を引き締めて最終日のレポートを再開します。
最終日(9/21)は、小倉駅~鹿児島中央駅~西大山駅とJR日本最南端の駅を目指し、ツアー一行は7時に小倉駅前のホテルを出発したのでした。
◼一本目:こだま775号
本日最初に乗車するこだま775号は、なんと乗車時間わずか17分間です!
が、今回のツアーで私、鉄子の父が一番楽しみにしていたと言っても過言ではない列車なのです。それがこちら!JR西日本500系新幹線であり、弾丸特急という名にふさわしいこの丸みを帯びたデザイン、なんと美しいのでしょうか!
JRの文字はJR西日本のコーポレートカラー青でして、この車番からも500系であることが分かりますね。
先頭車両だけでなく、全ての車両が丸みを帯びたデザインなのです。色彩もなんと美しい!
↓はそんな500系の網棚の写真ですが、天井まで丸みを帯びたデザインのため、N700系に比べて網棚の高さが狭くなっています。キャリーバッグは何とか収まっていますが、他の新幹線では問題なく入った大きめのリュックサックがこの網棚には入りませんでした。
これはデザイン優先の弊害の一つですね。
鉄道だけの話ではありませんが、デザインと機能性の完全な両立は永遠のテーマなのかも知れません。
このデザイン重視の500系は、他の新幹線車両と比べて席数が少なく相互運用性が低いため、あまり活躍できないまま今はこだま号のみの運用に留まっているとのことでした。
ということで、昨日のひかりレールスターと共にこの500系に乗車できる期間はこの先長くないことが想定され、両者に乗車できたのはこのツアーのおかげです!!
↑の通り、この500系指定席車両も2✖2シートを採用しており、ゆったりと旅行を楽しむ事ができます。ま、今回は17分しか座れませんでしたが・・・
そして、博多駅に到着したこだま775号は、↓の通り行き先を博多南駅に変えたのでした。
博多南って何?という方のためにちょっと調べたところ、博多南線という路線が存在するようです。
【交通新聞社 2020年9月号全国版コンパス時刻表より】
↑の時刻表左ページに『全列車特急列車』と記載があります。また、右ページ下部には『博多南線をご乗車の場合は、運賃の他に特急料金100円が必要です』とあります。
つまり、博多南線とは、
・新幹線車両で運行される特急列車である
・特急料金100円で新幹線車両に乗車できる
・乗車時間は概ね8分程度である
という変わった路線となります。
九州にお越しの際は、是非とも、博多南線に注目してみてくださいね!