「九州縦断鉄道の旅 with 鉄子編」その③
みなさま、こんにちは。
前回、羽田空港~福岡空港~太宰府天満宮~長崎へと九州入りを果たした鉄子と父でしたが、2日目は丸一日長崎観光に当てる予定としておりました。
〇2020/3/26(2日目)
10:00 長崎発 観光バス
- [x] 長崎よかとこコースA
14:30 大波止着
14:40 ホテルに戻る
出発前は「ハウステンボスに行く」、「島原鉄道に乗る」などのオプションを考えていた鉄子の父ですが、前者はコロナ禍で営業エリアが大幅に縮小されており、長崎~ハウステンボス間はあまり交通の便が良くない事から断念しました。
それだったら長崎の町をゆっくり見たいという事で観光バスを予約したのですが、当日集合場所に行ってみると、参加人数は私たちを含めて6名程度でした。
この時期でしたので、正直私たち二人だけかもと思っていましたが、良い意味で予想が外れて良かったです。
「長崎よかとこコースA」という観光バスツアー、最初に訪れたのは原爆資料館です。
私は山陰地方の出身でして、広島の原爆資料館を訪れた事はあるのですが、長崎は初めてとなります。鉄子がどんな反応をするのか、気になりましたね。
こちらは昨年、ローマ教皇フランシスコが来日された際にニュースでも頻繁に取り上げられていた写真です。
背中の弟が亡くなっている事は鉄子も理解していましたが、これを見て彼女はどんな事を考えたのでしょうか?
彼女には3歳年上の兄がいますが、自分の子供たちにはこのような思いをさせてはいけないな、と心に誓った鉄子の父なのでした。
続いて向かったのは平和記念公園です。いつもは多くの観光客で賑わっているのでしょうが、雨模様でもあり人はまばらでした。
続いて向かったのは出島。
長崎と言えば出島!との印象を持っていた鉄子の父ですが、いやー、とてもこじんまりとした空間でしたね。
とても小学生が楽しめる場所ではないな、と感じた鉄子の父でしたが、スタンプラリーを見つけてからというもの、鉄子は雨の中の出島を走り回っておりました。
スタンプラリー、ナイスですね!
そして次は長崎孔子廟。
「1893年(明治26)中国清朝政府と華僑によって建造されたもの」だそうですが、長崎と中国・孔子は全く思いもよらない組み合わせでした。
最後は大浦天主堂、
は入館料が高い(1000円!)ため外から眺めるだけとし、グラバー園を廻りました。
鉄子にとってはこれまでの建造物よりも、観光地にありがちな↓↓↓の真実の口の方が興味深かったようです(笑)
そんなこんなで長崎の名所を回ってきた二人組は、朝からずっと雨模様だった事もあり、一旦ホテルに帰りました。
が、私、鉄子の父はまだ仕事が残っています。明日からの鉄道旅の切符を買いに行かねばならないのです。
と言いますのも、3日前に行き先を九州に決めてから、どんな行程にするか時刻表とにらめっこしている内に出発日を迎えたので、まだ切符を買っていないのでした。
ですので、鉄子の父はポケット時刻表を片手にJTB長崎駅前の営業所に向かいました。 その間も終着駅である長崎駅や市電をパシャパシャ写真に収めながら。
コロナ禍の平日という事もあり、JTBは空いていました。そんな中、応対してくれた店員さんは、ポケット時刻表を片手に現れたオジサンの行程をしっかり理解してくださり、以下の長崎~西大山までの切符を発券してくれたのでした。
本当はこれら以外にも3枚×二人分の乗車券があったのですが、改札で回収されてしまったので持ち帰れたのはこれが全てになります。
あれ?↑↑↑の一番上の乗車券を見て、鉄子の父はJR日本最南端の西大山駅には行ったことがないのでは?と思ったそこのあなた、はい、大正解です!!
確かに以下の記事でそのように述べていますね。
tetsuko-papa-room.hatenablog.com
そうです、実際今回の旅では西大山駅まで行っておりません。
が、そこは鉄道マニアの鉄子の父、切符だけでも西大山駅まで行きたいと考え、西大山駅までの乗車券を発券して貰ったのでした。
みなさまご存じの通り、まさか半年後に「日本列島鉄道縦断ツアー」で念願の西大山駅を訪れる事になるとは、この時はつゆ知らず・・・
もう一点、↑↑↑の乗車券を再度見ると、熊本駅~西大山駅までで発券しています。
本当は長崎駅から西大山駅まで一筆書きで行きたかったのですが、残念ながら、2016年4月の熊本地震による被災のため、豊肥本線(肥後大津-阿蘇間)は2020年3月現在不通となっていたのですね。
従って、この不通区間を通した乗車券は発券できず、長崎駅~阿蘇駅、熊本駅~西大山駅の2枚の乗車券に分けて発券して貰ったのでした。
この豊肥本線の不通区間は、2020年8月8日、熊本地震から4年の歳月を経てようやく全線復旧を果たします。
が、2020年7月豪雨災害により、今回私たちが乗車した以下区間が新たに不通となってしまったのでした。
・肥薩線(八代~吉松間)
「JR九州 災害に伴う運行状況のご案内について」ページより
みなさまもニュースでご覧になったと思いますが、人吉の豪雨は一際大きな被害をもたらしました。川に架かる鉄橋が次々と倒壊し、線路が流される模様が幾度となくテレビに流れる様子を私も目にしました。
あそこまで被害が大きいと、直ぐには復旧見込みも立たないと思われますが、一刻も早く全線復旧するよう心よりお祈り申し上げます。
今回は、二日目の長崎観光と明日以降の切符購入についてお伝えしました。
次回より長崎から指宿までの鉄道旅が始まります。それではまた!