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「九州縦断鉄道の旅 with 鉄子編」その⑨

みなさま、こんにちは。

10月に連載スタートした「九州縦断鉄道の旅 with 鉄子編」も本日で最終回です。足掛け4ヵ月に渡ってお伝えしてきましたが、9回で4ヵ月って、、、長過ぎですね。

連載マンガでしたら、きっと作者はクビになっていますよね。みなさま、こんな気まぐれブログに最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます!

さて、本日の最終目的地はと言いますと、「指宿駅」です。

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交通新聞社 2020年9月号全国版コンパス時刻表より】

↑の地図の一番下を見てください。本当は指宿の3つ先であるJR日本最南端の「西大山駅」まで行きたかったですし、切符もこの駅まで購入したのですが、指宿より先は極端に列車の運行本数が減ることもあり、今回は泣く泣く指宿での折り返しとした次第です。

しつこいようですが、まさか半年後に「日本列島鉄道縦断ツアー」でこの西大山駅を制覇する事になるとは、この時は夢にも思っておりませんでした。その時の様子はこちら↓

tetsuko-papa-room.hatenablog.com

 

と言う訳で、本日の旅程は以下のようになっております。 

 2020/3/30(6日目)

8:55 鹿児島中央発 観光バス

- [x] 桜島自然遊覧コース

12:35 鹿児島中央

13:56 鹿児島中央指宿のたまて箱5号

14:49 指宿着

15:05 指宿発 指宿のたまて箱6号

16:00 鹿児島中央

16:30 鹿児島中央発 空港バス

17:10 鹿児島空港

19:30 鹿児島空港フライト

21:05 羽田空港

せっかく鹿児島まで来たのですから、午前中は桜島を観光し、午後は一路指宿へ。とんぼ返りで鹿児島中央駅に戻り、そのまま鹿児島空港からのフライトで帰京します。

指宿滞在時間16分って、、、鉄分多めの旅ですから良いのですが、家族旅行でしたら、きっとブーイングが上がりますね!(笑)

それでは早速、「桜島自然遊覧コース」の観光バスツアーからお伝えしますが、ツアーの乗客は10人程度でしたでしょうか。寂しい限りですが、何と言ってもこのツアーを選んだ理由は、桜島に上陸するからです。

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鹿児島中央駅を出発した観光バスは、こんなバカでかいフェリーに乗ってバスごと桜島に渡ります。

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例年でしたら春休みシーズンで一杯になるであろう客室も、全く人がいません。

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鉄子はガラガラの船内を探索しておりましたね。

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こちらは展望所で撮った一枚です。この日はあいにくの雨模様でして、モヤが掛かって雄大桜島の様子を拝む事ができませんでした。

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こんな感じで、溶岩むき出しの道を展望台に上がっていく訳です。桜島に上陸している今、噴火が起きたら、自分は生きて帰れないだろうな~ と小心者な鉄子の父はずっと不安に思っていたのはココだけの話です。

本当に、桜島に住むみなさんはすごいなと思いましたね、はい。

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途中、お土産屋さんにも寄りましたが、全く観光客もおらず閑散としておりました。ちなみに左側の桜島大根はレプリカでして、右側が本物です。それでもデカいですね!

そんなこんなで桜島をぐるっと一周した二人は鹿児島中央駅に戻り、本日の目的地である指宿駅を目指すのでした。

 

指宿のたまて箱5号

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キハ47系シリーズの観光列車もこれが最後となります。クリーム色と黒のツートンカラーがお洒落な気動車鉄子もしっかり記録・記憶に刻んでいますね。

と、パチパチ写真撮影に勤しんでおりますと、、、あれはなんだ???

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おーーーーー、気動車から煙が噴き出しております! もちろん車両が古くて調子が悪いのではありません。この列車名「指宿のたまて箱」からお分かりの通り、浦島太郎がたまて箱を開けた時の煙を水蒸気で再現してるのですね~ はい、芸が細かいです!

ちなみに、浦島太郎の伝説発祥の地が鹿児島なのだとか。これは私知りませんでした。f:id:tetsuko-papa-room:20210126070758j:image

恐らく、製造から40年程は経っているだろうと思われるキハ47系ですが、このようにお洒落な塗装を施され、年季は感じますが最後のひと踏ん張りで観光列車として活躍する、何と素晴らしい車両人生でしょうかね。私もこんな一生を送れたらいいな、としみじみ感じました。

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と、感傷に浸る間もなく、あっという間に列車は指宿駅に到着です。

指宿のたまて箱6号

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鉄道マニアの二人は、指宿駅の改札を出ることなく、ホームで折り返しの準備を待ちながら直ぐに引き返します。きっと、車掌もアテンダントのお姉さんも、何だこのあやしい二人組は?って思っていたでしょうね(笑)

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折り返しの列車清掃を待っている間に、枕崎方面の列車が出発していきました。。。あー、あの先20分弱で「西大山駅」に着けるのに~

もちろん、事前には朝から西大山駅に行くプランも考えたのですが、列車の接続が悪過ぎて断念しました。何もない(であろう)西大山駅で2時間半待ちは辛いですからね。その代わり桜島に上陸する観光バスプランを選択した訳です。

9月に西大山駅を訪れた際に感じた事ですが、レンタカーでこの駅を訪れる方も沢山いらっしゃいました。これであれば時間を最大限利用できるなと感心しました。が、鉄道マニアの旅としては、レンタカーで日本最南端の駅を訪れるなど、あり得ないのですが(笑)

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帰りは、本当に数えるほどしか乗客がいませんでした。これを見ると、桜島のある海側を全ての座席が向いているのがお分かりになると思います。テーブルの上には軽食・カフェのメニューが置いてあり、車内で楽しむ事ができます。

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この車両の座席は進行方向を向いていますね。青と白のシートカラーがお洒落です。本当にこれがあのキハ47系なのか?と疑ってしまうような見事な改造っぷりです。

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こんなカップルシートも設置されています。指定券予約時にはこんなに様々なシートパターンがあるとは知りませんでしたので、JTB長崎のお姉さんには何も伝えませんでした。その場でこのカップルシートを予約したい!って伝えたら予約できたのだろうか!?

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窓の奥に看板が見えますが、指宿の町は鰹節の生産量日本一なのですね。鰹節ラーメンなるものがあるそうで、ラーメン大好き鉄子の父としては是非とも味わってみたいものでしたが、16分の滞在時間ではそうもいきません。いつか食してみたいですね、鰹節ラーメン。

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そんなこんなで戻って参りました、鹿児島中央駅。プハー、と息を吐くかのように水蒸気が舞っております。今日も一日お勤めおつかれさまでした。新生キハ47系、まだまだ現役で頑張ってください!

と言う訳で、長かった5泊6日九州の旅も、ここまでとなります。お読みいただきありがとうございました。

今回多くのJR九州観光列車に乗車する事ができましたが、まだまだ「海幸山幸」「A列車で行こう」「或る列車」といった乗れなかった列車もありますし、欲を言えば、死ぬまでに一度は「ななつ星」にも乗ってみたいですね!

そして、この旅の内容を何も知らないまま一緒について来てくれて、鉄分大量の旅に付き合ってくれた鉄子にも感謝です。それではみなさま、またお会いしましょう!

さて、次はどんなネタを綴っていこうかなぁ。。。